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優しく、穏やかで、何処か哀しげなフォーレのメロディ。特に『パヴァーヌ』はとても繊細で、心を摘ままれるようにせつないのに官能的だ。兎に角、胸にぐっとくる。
“パヴァーヌ”とは元々は宮廷舞曲で、スペイン語の孔雀に由来しているとも云われているようだ。結婚式等で踊る地方もあると聴き及ぶと、ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』の古雅な雰囲気の方がしっくりする気がする。
「……ドリーはね、フォーレが恋してた人妻のお嬢さんなんだって。知ってた? そしてね、その人妻さんは旦那様と別れて再婚するのだけど、お相手はドビュッシーなの。音楽家にモテモテだよね。その奥様」
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──上の文章は、仕事ではなくて、趣味でやっていたほうの、わたしの作品からの抜粋です。
わたしはフォーレの曲を、未だ数曲しか知らないんです。ただ、そのどれもを大好きです。
上の「」書きの中にある『ドリー』も、ピアノの連弾でお馴染みのフォーレの曲で、、、そして、この『パヴァーヌ』は、本当に素晴らしい曲ですね。
作中で書いたように、名だたる音楽家に愛された女性が、とても気になりますね(・m・ )
クラシックは、秀樹さんと同じくらい、人生に欠かせません。
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